スポーツインストラクターになるための資格とは？

フィットネスクラブやジムの人気はますます高まってきています。

運動が好きな人であれば「好きな筋トレを仕事にしたい！」と思うことでしょう。

今回は、そんな人を対象にスポーツインストラクターとして仕事をしていく方法を解説します。また、取得しておきたい資格についても解説しています。

スポーツ未経験でもスポーツインストラクターになれるの？

未経験でもスポーツインストラクターを名乗ることができます。

インストラクターはお客様に教えるだけでなく見本になる必要があるため、スポーツ経験者に越したことはありません。

しかし、スポーツ未経験でも講習を受け練習すれば、お客様に指導をすることは必ずできるようになります。

それだけなく、教え方の技術も求められます。

あなたの指導が楽しい、はきはきと喋っていてわかりやすい、などの評価をうけることができればスポーツ経験は関係なくなります。

実際に運動をしたことがない人がフィットネスクラブでアルバイトをしてインストラクターとしてデビューすることも珍しくありません。

スポーツインストラクターの主要資格

未経験でなれるといっても、人の身体に関わるスポーツ指導の専門家です。お客さんの信頼を得るためにも資格を取得することをおすすめします。

健康運動実践指導者

〇特徴
自ら見本を示せる実技能力と、特に集団に対する運動指導技術に長けた者となるよう養成カリキュラムが組まれている。

活動範囲はフィットネスクラブ、介護施設、学校教育現場など幅広い。

〇費用

養成講習会

12万4,762円（税抜き）※教科書代を含む

筆記試験受験料

1万2,381円（税抜き）

登録料

2万2,858円（税抜き）

5年間有効

所定の講習会を受講することにより、更新（登録更新料2万円（税抜き）

〇取得期間
2～3ヶ月の期間中に開催される養成講習会（3期9日間）にて指定カリキュラム33単位（1単位：90分）を修了。
認定試験に合格し、財団に登録することで資格取得できる。

〇難易度
合格率は70％～80％といわれており、難易度はそこまで高くありません。

健康運動実践指導者の詳細はこちら（健康・体力づくり事業財団ホームページ）

日本スポーツ協会公認ジュニア指導員

〇特徴
おおよそ2歳～15歳の子供を対象に総合的な体づくりと基礎的動作の習得を目指す資格です。
ジュニア指導特有の専門知識を学ぶことができる。

〇費用

共通科目	19,800円（共通科目免除者は0円）
専門科目	21,600円
資格登録料	4 年間：10,000円（初回登録時のみプラス3,000円）

〇取得期間
共通科目：35時間（通信講座）
専門科目：23時間（前期後期合わせて4日間の講座）
開催時期は会場によって違う

〇難易度
養成講習会を受講すれば取得できるため難易度は低い

ジュニアスポーツ指導員の詳細はこちら（日本スポーツ協会ホームページ）

日本スポーツ協会公認スポーツプログラマー

〇特徴
幅広い年齢層を対象に運動指導を行う仕事です。総合的な知識を身に着けることができます。

〇費用

共通科目	21,600円
専門科目	54,000円

〇取得期間
約6カ月
共通科目70時間（集合講習16h、自宅学習54h）
専門科目63時間

期間中に行われる講習会（共通科目3日間、専門科目9日間）に参加、認定試験に合格する。

〇難易度
共通科目、専門科目ごとに筆記試験。満点の6割で合格できるため難易度は高くない。

スポーツプログラマーの詳細はこちら（日本スポーツ協会ホームページ）

スポーツインストラクターの資格取得数は多いほうが良い？

もちろん、多くの資格を持っていることは決してマイナスにはなりません。

スポーツをする人はプロアスリートから、リハビリをしている患者さんまでさまざまです。そのため、多くの資格があれば、さまざまな分野で活躍するチャンスが生まれやすくなります。

しかし、資格を取りすぎるとあなたの専門分野をアピールできないというデメリットもあります。

ジュニアの指導が得意なのか、高齢者の指導が得意なのかといった感じです。

例えば、高齢者が多いフィットネスクラブにおいては「健康運動実践指導者」が重宝されますが、ジュニア指導関連の資格は意味がないでしょう。

総合的に、ジュニアから高齢者までサポートするフィットネスクラブにおいては幅広く資格を取得していると就職に有利になります。

まとめ

今回紹介した資格のほかにも、エアロビクスやヨガといった各種専門分野の資格が多数存在します。